New York 研修に行ってきました。

7月中の2週間、私たちはニューヨーク大学のNordoff & Robbins Center for Music Therapyで開催されたサマーコースを受講してきました。

日本ではノードフ&ロビンズ音楽療法と呼ばれています。この音楽療法の手法は個人の創造性と音楽をセラピーの中心として捉えるもので、私の音楽療法人生で最も影響を受けてきた理論でもあります。マンハッタンに位置するニューヨーク大学の大学院にはノードフ&ロビンズ音楽療法の研究センターがあり、多くのクライアントに音楽療法を提供しながら最前線の研究と教育が行われています。センターのホームページはこちら↓

https://steinhardt.nyu.edu/nordoff

講師陣はニューヨーク大学などで教鞭をとる音楽療法士達で、実際のセッションの動画を見ながら分析を重ねます。その臨床の奥深さに改めて感銘を受けました。以前広島文化学園大学にも来ていただいたアラン・タリー先生とも久しぶりの再会を喜び合いました。

対面とオンランを合わせて7カ国から集まった受講生達との活発でエッジの効いた意見交換は学びをさらに豊かなものにしてくれました。

音楽療法は世界中で取り入れられており、その方法も理論も文化によって異なることもありますが、基本的な考え方は文化を超えて共通です。スペインやブラジル、韓国、香港から来た音楽療法士達と音を使って学び合う体験はニューヨークならではです。

写真は受講生の仲間達と集合写真。(許可有り)

狩谷は通訳者としての参加でしたが、私自身も初心に帰って学び直す素晴らしい時間でした。

若い音楽療法士達は5日間の研修で得た知識と技術をこれからのセッションに活かしてくれることでしょう。

そしてニューヨークでしか見られないブロードウェイのショー、ジャズ、ワールドミュージック、クラシック音楽とバレエをみんなで楽しみました。世界レベルの芸術表現、そしてニューヨークの街の音からインスパイアされました。

狩谷は20代の大半をニューヨークで過ごしました。懐かしい友人や仲間との再会も楽しむことができた貴重な2週間でした。

 

投稿日:2024年8月28日