音楽療法士として活動を続けるということは、対象となる方の人生に寄り添うという意味でもあります。
出会いと別れ
ある患者さんとはもう10年以上のお付き合いになります。
生まれて間もない赤ちゃんとのほんの数日限りの出会いもあります。
年間を通して、私達は多くの方との別れも経験します。
プロフェッショナルな療法士だからと言って悲しくないわけではなく、泣かないわけでもありません。
ただ、プロの療法士として立っている限られた時間は、その悲しみと涙は私のものであってはならないのです。その悲しも涙も、旅立った方、そしてご家族のためなのです。
春は出会いも多い分、別れも多い。
この移り変わりに感謝して、旅立った尊い、美しい命との出会いを決して
忘れない。
ありがとう。
投稿日:2019年2月27日